電気工事をするならヘルメットは必須?安全性のための規定もある?
電気設備工事を請け負う会社では、作業員の安全面に配慮が必要になります。
たとえば、電気工事をするには専用のヘルメットを用意し、作業員はそれを着用しなければいけません。
そのため、電気工事に必要な『規定』も存在しています。その規定に沿ったヘルメットを用意しなければなりません。
そこで今回は、電気工事用のヘルメットの規定やヘルメット選びについて解説したいと思います。
ヘルメットの規定について
電気工事に必要なヘルメットの規定は、保護帽の規格で決められた試験のチェックを受け、合格する必要があります。
その試験のひとつは、水槽にヘルメットを沈めて高電圧出力の電気を流すといったものです。
この高電圧出力に60秒耐えられるかどうかを試します。
ほかにも、7000ボルト以下で頭部感電によるリスクを防止できるか、飛来落下や墜落試験などもあります。
このように、電気工事ならではのリスク回避の規定があります。
主に、電圧や衝撃吸収性能、貫通性能などがチェックされ、合格したヘルメットだけが認定製品として販売されます。
自主点検について
電気設備工事を請け負う会社で用意するヘルメットも、労働安全衛生規則で定期的に自主点検をすることが求められています。
チェックするヘルメットは、パッドやベルトなどの着装体を取り外し、製品として販売する試験同様に、水槽にヘルメットを入れて水中で10000ボルトの電圧を与え、60秒耐えることができるかをチェックします。
また、試験をした結果は3年間保管しなければなりません。
命のリスクもある場所で着用するヘルメットになるので、こうした定期点検は必要になります。
ヘルメットの選び方
電気工事用のヘルメットとしては、認定済の製品であることを確認しましょう。その上で、サイズなどを揃えるようにします。
帽体
材質はFRP、ABS、PCと種類があるので、装着環境に応じて材質を選びましょう。
つば
日差しを遮ることができるつば付タイプもあります。
屋外での作業になるのであれば、つば付きを選ぶのもおすすめです。
頭上の障害物の確認もしやすくなるのはクリアタイプのつば付きヘルメットです。
紐
耳紐とアゴ紐がしっかりしているヘルメットを選びましょう。
帽体をしっかり固定する役割や、衝撃を吸収する部分になります。太めベルトで調節可能なものを選びましょう。
衝撃吸収ライナー
墜落のときにヘルメットの帽体とハンモックの間に入る緩衝材です。ど
れくらいの厚みなのか、さらに水洗いができるとお手入れが簡単なのでおすすめです。
シールド
電気工事に必要になることは少ないかもしれませんが、目を守るための半面シールドと、顔全体を覆う全面シールドがあります。適材適所で利用してみましょう。
通気孔
ヘルメットの蒸れを軽減してくれる役割です。雨垂れを防ぐカバー付き、二層構造など、優れた通気性を確保できるヘルメットもあります。
夏場などは暑さでヘルメットの中もムレやすくなります。
消臭効果、防カビ、防菌加工などがされたヘルメットを選ぶのもポイントになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
電気設備工事を請け負う会社では、作業員の安全面を守るために電気工事専用ヘルメットを用意しなければならない理由もなんとなく理解できたのではないでしょうか。
販売に至るまでには厳重なる試験が行われているので、それをクリアした商品を装着して電気工事作業にあたることで、リスク回避ができます。
作業員にとって、ヘルメットも命を守るものになるため、安易なかぶり方はしないように注意しましょう。
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- 2022/06/17